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  • 執筆者の写真レン

怪我?病気?弱ったカラスを保護したら

更新日:2023年5月15日

怪我や病気などで 弱ったカラスを保護するケースは、

雛や幼鳥の捕獲と同様、

軍手や手袋、もしくはタオルなどで覆い、

新聞やペットシートを敷いた段ボールに入れます。

怪我などで弱っている場合は保温が必要です。


捕獲と保温に関しては、

こちらの記事を参考に↓


暗くして、静かに安静が保てるようにしてから、

怪我の場合は治療が必要となりますので、

カラスを診てくれる病院を探します この時、箱の中に水や餌は入れないで下さい。


鳥やエキゾチックアニマルが診れる動物病院に相談してみましょう。

カラスを診てくれる動物病院は少なく苦労するかもしれません。


犬や猫などでお世話になっている獣医さんがいる場合は、

相談してみて下さい。

専門外の獣医であっても、

外傷のある場合、応急処置は出来るはずです。


診てくれたとしても、

カラスに関しては知識がなくて当然ですので、

怪我の処置のみ頼るのも手です。


治療を放棄し、

安易に安楽死を勧める獣医も少なくないので注意してください。


骨折の可能性がある場合、

鳥の治癒力は高いので、

骨が付き始めるのも早いです。

なので早急に適切な位置で固定する必要があります。


保護当日から翌日は、

怪我の状態にもよりますが、

無理に餌を食べさせないようにします。

食べることで、

消化することに体力が使われ、

怪我の治りが遅くなります。


保護当日から翌日にかけては、

緊張し警戒もしているので、

安静を一番にし、

この間にフードなど必要なものを手配します。


【保護当日にすること】

1.保温し暗くして安静を保つ

2.病院を探して治療してもらう

3.フードの手配

フードに関してはこちら↓



寄生虫について…

羽がある程度生えそろっている幼鳥は、

羽ジラミや羽毛ダニ、

稀にシラミバエがいることがあります。


羽ジラミや羽毛ダニは、

鳥の羽毛を食べる寄生虫なので、

さほど神経質になる必要はありませんが、

シラミバエには注意が必要です。


クモのようにすばしっこくスルスルと動き回り、

ハエなので飛ぶことも出来ます。

皮膚に食いつき血を吸うので

見つけたら必ず駆除して下さい。


平べったく捕まえにくいので苦労するかもしれません。


元気のある子なら水浴びで虫を落とせますが、

怪我などで弱っている場合は安静が第一です。


ヒバの木の蒸留水を希釈し、

スプレーすると虫が落ちやすくなります。


ヒバ水は虫よけや掃除など、

色々使えるのであると非常に便利です。


弱っている子は、

保温して安静にすることが一番です。


駆虫に関しては、

フロントラインは使わないで下さい。

フロントラインは成分が皮脂腺に蓄えられるので、

皮脂腺のない鳥には使いません。


使うなら子猫用のレボリューションプラスを、

首の後ろの地肌に1滴使います。

体の表面に付くダニと

お腹の中の回虫にも効果があります。

鳥用ではないので使用は獣医に相談するか、

自己責任でお願いします。


鳥は羽毛に包まれているため、

体の状態が分かりにくいので

必ず体重を測るようにします。


朝、餌をあげる前、夜寝る前など、

毎日同じタイミングで体重を記録することが重要です。

デジタルのキッチンスケールがあると便利です。


画像は翼の骨折で治療中のハシボソガラスのラビ。

発育不全など障害のある子は、

ちょっとしたことで骨折することがありますので、

十分な配慮が必要です。


札幌カラス研究会も推奨しております

※トラブル防止のため個別相談は受けません。 ブログ、動画を見ても分からないことがありましたら、 YouTube「カラスのクッピ」メンバーシップにご加入の上 InstagramでDM下さい。

地域によっては病院の紹介も出来ます。


※この記事は自身の経験と数多く寄せられる保護相談に基づき

今の時点で最善と思われる情報をお伝えしております。

重い障害のあるハシブトもハシボソも育て上げております。

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