軍手や手袋、もしくはタオルなどを使い、
そっと包み込むように捕獲します。
段ボールなどに新聞やペットシートを敷いておくといいでしょう。
外が見えると暴れて出ようとするので、
空気穴は小さめにしておきます。
まだ羽が生えそろってないような雛や、
怪我などで弱っている場合は保温が必要です。
鳥は人間よりも体温が高いため、
寒さには注意が必要です。
ペットボトルにお湯を入れ、
タオルなどで包んで簡易湯たんぽを作ります。
使い捨てカイロは酸素を使って発熱しているので、
箱の中に入れると酸欠になります。
使う場合は使い捨てカイロをタオルなどで包み、
その上に箱を置くようにするといいでしょう。
保護当日は暗くして安静を第一にし、
箱の中に水や餌は入れないようにします。
この間に、フードなどを手配しましょう。
フードに関してはこちら↓
羽がある程度生えそろっている幼鳥は、
羽ジラミや羽毛ダニ、トリサシダニ、
稀にシラミバエがいることがあります。
羽ジラミや羽毛ダニは、
鳥の羽毛を食べる寄生虫なので、
さほど神経質になる必要はありませんが、 トリサシダニは吸血するので人も刺されます。
関東より南ではシラミバエに注意が必要です。
クモのようにすばしっこくスルスルと動き回り、
ハエなので飛ぶことも出来ます。
皮膚に食いつき血を吸うので
見つけたら必ず駆除して下さい。
平べったく捕まえにくいので苦労するかもしれません。
カラスは水浴びが大好きなので、
元気のある子なら水浴びで虫を落とします。
水を溜めた桶などに、
そっと足から浸け
軽く体の汚れを落としてあげると
ある程度虫は落ちます。
カラスの巣には屋根がないので、
雨に当たるのは当たり前。
なので軽くシャワーをしても嫌がりません。
この際、必ず水を使います。
ぬるま湯などを使わないようご注意ください。
水に少量「ヒバ水」という、
ヒバの木の蒸留水を入れると、
虫が落ちやすくなります。
ヒバ水は虫よけや掃除など、
色々使えるのであると非常に便利です。
日光浴で乾かすのが理想です。
天候などにより乾かせない場合は、
ドライヤーなどである程度乾かします。
温風を長時間あてないよう注意しましょう。
弱っている子は、
保温して安静にすることが一番です。
駆虫に関しては、
フロントラインは使わないで下さい。
フロントラインは
成分が皮脂腺に蓄えられるものなので、
皮脂腺のない鳥には使いません。
使うなら子犬、子猫用のレボリューション、
もしくはレボリューションプラスを、
首の後ろの地肌に１滴使います。
(大抵1度の使用で駆虫できます)
鳥用ではありませんので使用に関しては、
獣医に相談するか、
自己責任でお願いします。
手軽に入手できるものとして、
ノックレンも使えます。
使用する際は、
鳥がスプレーを吸い込まないように、
顔をタオルなどで覆い、 翼を広げて翼の内側と
尾羽の内側にサッとスプレーします。
ダニの卵には効果がないので、
2回目の使用は卵が孵るであろう２～３日あけます。
鳥は羽毛に包まれているため、
体の状態が分かりにくいので
必ず体重を測るようにします。
朝、餌をあげる前、夜寝る前など、
毎日同じタイミングで体重を記録することが重要です。
デジタルのキッチンスケールがあると便利です。
平らなところで育てると、
雛自身の重みで足が両サイドに広がり、
立てないまま育ってしまうことがあります。
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画像をclick↓
画像は保護された日のハシブトガラスのクッピ。
クッピは下半身が動かず、
地面でジタバタしていたので、
羽シラミ、羽毛ダニだらけで、
シラミバエもいました。
画像をクリックするとクッピの成長記録の動画がご覧いただけます
※トラブル防止のため個別相談は受けません。
ブログ、動画を見ても分からないことがありましたら、
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地域によっては病院をご紹介できます。
※この記事は自身の経験と数多く寄せられる保護相談に基づき
今の時点で最善と思われる情報をお伝えしております。
重い障害のあるハシブトもハシボソも育て上げております。
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