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  • 執筆者の写真レン

育て方のコツ‼足の障害の原因と矯正方法

更新日:2022年6月26日

保護される雛や幼鳥には、

足に障害があるケースが多いです。


保護した時に障害がなくても、

間違ったフードを与えていると、

栄養不足により足に障害が出てしまうことがあります。

フードに関してはこちら



鳥類の雛の成長は、

哺乳類の5倍で成長すると言われており、

成長期には多くのカルシウムが必要となります。

骨の形成にはカルシウムだけでなく、

カルシウムの吸収に関わるビタミンDも必要です。

不足すると、

足が両サイドに開いてしまうペローシスや、

足やクチバシに変形が見られるクル病といった障害が出ます。


画像は足に障害のあるハシブトガラスの雛


ハシボソガラスの雛


成長期の早い段階で対策することにより

矯正することが出来ますが、

ある程度成長していると矯正が難しくなります。


まず、雛は平らなところで育てず、

雛が調度よくおさまるサイズの

どんぶりなどに座らせて育てます

容器が転がらないよう

ある程度重みのある

陶器や植木鉢などがいいでしょう。


容器を固定するのに、

植木鉢スタンドを利用する方法もあります。


カラスの雛は人間の赤ちゃん同様

最初は立てません。

そのうち立てるようになるだろうと思っていたら、

足に障害が出ていた…

というケースもあるので、

まずは障害を出さないために

下記動画を参考にして下さい↓




平らなところで育てると、

自らの体重で足が両サイドに広がり、

そのまま成長してしまうことがあります。

これはカラスだけでなく鳩も同様です。


どんぶりで育てる利点は、

足が両サイドに広がらないように矯正するだけでなく、

どんぶりの縁を握らせることで、

握力を鍛えることもでき、

止まり木への移行がスムーズです。

更に、

雛は自分の体が汚れないよう、

お尻をお椀の外に突き出して糞をするので、

雛の体が汚れません。

新聞などを敷き、

その上にどんぶりを置くようにすると、

敷材だけを取り換えればいいので、

お世話がとても楽になります。


どんぶりは、

新聞紙などで包み、

深さがある場合は、

新聞をクシャっとさせ底に敷き、

雛が縁を握りやすいよう深さを調整します。


画像をクリックすると、

矯正の仕方を説明した動画に飛びます↓

当たり前の話ですが、

食べたもので体は作られます。

間違ったフードを与えながら、

矯正やリハビリをするのはただの虐待です


札幌カラス研究会も推奨しております

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地域によっては病院の紹介も出来ます。


※この記事は自身の経験と数多く寄せられる保護相談に基づき

今の時点で最善と思われる情報をお伝えしております。

重い障害のあるハシブトもハシボソも育て上げております。

当サイトの内容、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。

こちらの情報が必要な人に届くようリンクやシェアは歓迎です。2022/6/26


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