top of page
  • 執筆者の写真レン

土鳩を飼うのは違法なのか?

更新日:2022年8月14日

YouTubeに動画を上げていると、

時々「違法だ~」というコメントが付きます。


鳩を知っている人間からすると、

キジバトとカワラバトは、

犬とタヌキ、

カラスと九官鳥くらい、

全く違う生き物なのですが、

あまり興味のない人からすると、

キジバトとカワラバトの違いは分からないようです。


ここで「カワラバト」と表記しましたが、

一般的にドバトと呼ばれており、

主に灰色で駅や公園、

神社や寺に群れでいることが多いです。



キジバトは土鳩よりも小柄で、

1羽もしくは2羽の夫婦で行動していることが多く、

全体的に茶色で美しいうろこ模様が特徴です。

首元に特徴のある模様もあります。


このキジバトは野鳥なので

勝手に捕獲し飼育することは

鳥獣保護法違反になります。


ですが土鳩(カワラバト)に関しては、

鑑賞用やレース用など、

飼育することは禁じられていません。

ただ自然繁殖している土鳩を

勝手に捕獲し飼育することは鳥獣保護法違反です。


土鳩は、

外来種であり、害鳥であり、野鳥であり、

レース鳩やペットであり…

と、非常に曖昧な存在です。


同じく外来種である猫も、

首輪をしていない場合、

野良猫なのか飼い猫なのか、

それとも捨てられた飼い猫なのかの判断が難しいことがあり、

土鳩もこれに似ていると思います。


土鳩は地域によっては、

害鳥として駆除している所もあります。

ですが、年間何万羽も繁殖し、

各地で飛ばす鳩レースは規制されていません。

この鳩レースの帰還率は5%だそうです。

何万羽も放し、

95%は死んだり野良鳩となっているということです。


繁殖させている所を規制せず、

害鳥として税金を使って駆除…おかしな話です。


我が家の土鳩たちは、

元レース鳩でオーナーが所有を放棄した子や、

不法に巣を撤去され捨てられた子たちです。

違法飼育ではありません。


もし、

あなたが土鳩を保護したら…。

その子は本当に自然繁殖した土鳩なのか、

誰かが捨てた土鳩なのか分かりません。

証明するのは困難です。


傷付いたり弱った土鳩を保護したら、

まずその命を助けるために

真剣に向き合って欲しいと思います。


違法だのなんだのと、

騒ぎ立てたい人も一定数いますので、

SNSなどに投稿する際は慎重にされた方がいいです。


ちなみに、

ベランダなどに土鳩が巣を作り子育てをしている場合。

その巣や卵、当然ながら雛を移動したり処分することは、

鳥獣保護法違反となり、

100万円以下の罰金か1年以下の懲役です。


子育て中の鳩の巣を撤去している人を見かけましたら、

鳥獣保護法違反ですので通報して下さい。


足環をしている場合はレース鳩です。

使い捨て同然で娯楽に使われます。

弱っているレース鳩を保護したら、

所有者に連絡し、

譲ってもらうことをおすすめします。

死ぬまで人間の娯楽に利用される地獄から救ってください。

元気になり放鳥すると、

鳩舎に戻ってしまい処分されるだけです。


鳩を保護した際の注意点を、

土鳩の水浴びを見ながら解説しました

画像をclickすると動画に飛びます↓





※トラブル防止のため個別相談は受けません。 ブログ、動画を見ても分からないことがありましたら、 YouTubeカラスのクッピのメンバーシップにご加入の上 InstagramでDM下さい。


※この記事は自身の経験と数多く寄せられる保護相談に基づき

今の時点で最善と思われる情報をお伝えしております。

当サイトの内容、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。

こちらの情報が必要な人に届くようリンクやシェアは歓迎です。2022/5/23

閲覧数:1,958回

最新記事

すべて表示
記事: Blog2 Post
  • Instagram
  • YouTube

©2021 by カラスのクッピ。Wix.com で作成されました。

bottom of page