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  • 執筆者の写真レン

キジバト保護の見極め注意点

更新日:2022年4月24日


飛べるようになってから巣立ちをする土鳩と違い、

キジバトは飛べないうちから巣を出て、

親から餌をもらいつつ飛ぶ練習をします。

外敵から身を守るため、

茂みなどに身を隠していたりします。

この期間に、

「飛べずに弱っている…」と

間違えて保護されてしまうことが多いです。


保護する際には、

外傷がないか確認し、

怪我がなければそのまま見守ります。


遠くから観察し、

親が給餌に来ていれば安心です。


雛を触ると、

人間の臭いが付くので、

親が育児放棄する…なんて話がありますが、

そんなことはありません。


もし、悪天候などで巣が崩壊して

落ちてしまった場合は、

ザルやカゴなどに雛を入れて、

元の場所に戻すといいでしょう。


この時に、

あまり大きな入れ物を使うと、

カラスなどに狙われやすくなるので注意です。


マンションのベランダなど、

人工物に巣を作り子育てをする土鳩と違い、

キジバトは基本木の枝に巣を作ります。

小枝などでとても簡単な巣を作るので、

嵐などで巣が壊れることが多いです。


巣の場所によっては 戻せないこともあると思います。

その場合は、

野良猫などに襲われないような、

少し高いところに巣を設置します。


親が認識し、

餌をあげに来ているか確認しましょう。

親が給餌しにきていたら安心です。

もし来ない場合は、

保護して強制給餌が必要となります。

「キジバトの保護」をご覧ください。


台風で被災し保護されたキジバトのマワル君。

自力で食べることが出来ず、

2か月近く強制給餌をしました。

右目に障害があります。

餌方法は土鳩の雛と一緒です。 画像は台風で被災し右目が見えないキジバトのマワル君

画像をclickすると 野鳥を保護した際の注意点をまとめた動画に飛びます↓



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